
本学発学生ベンチャーで教育課題に挑む
―生成AIで子どもたちの
多様な学びを支える「ミナカノ」―
- 福井大学発教育系スタートアップ 株式会社ミナカノ
教育学部の青木愛一郎さんは、学びの中で、現場教員への過重な負担や人員不足などで、学校の個別最適化学習や外国人児童生徒への対応が不十分であると実感。これらを生成AI技術で解決できないかと工学部の友人たちに相談しました。「幼いころから生成AIに触れて欲しい」という田濃一翔さんの想いとも重なり、彼らとともに教育支援システムを開発し、現在も改良を続けています。
本システムは、AIが教師の役割を担い、子どもたちそれぞれにカスタマイズされた授業を行い、子どもたちがAIに対してアウトプットすることで、学びの定着を図ると同時に、従来のテストに代わる新たな評価のかたちを目指すアプリとなっています。
開発を本格化する中で、2025年5月、「株式会社ミナカノ」(“みんなの可能性を広げる” の意味を込めて)を設立。「子どもたち一人ひとりに合った自由な学びの形を提供し、誰一人取り残さない教育を実現したい」という想いのもと、メンバー全員が、それぞれの専門を生かしながら協力し、これからの教育の可能性に挑戦しています。
写真左から中楯さん、亀岡さん、青木さん、田濃さん、安倍さん、吉田さん