高校生に選ぶ力を
未来を描くためのコンパス

  • 国際地域学部 国際地域学科3年 大友 里紗さん(福井県立武生高等学校 出身)

 地域に滞在し、長期の実践型インターンに参加する「地域ベンチャー留学」に参加した大友さんは、和歌山県田辺市で、高校生向けプロジェクト「進路学習con-Path(コンパス)」の立ち上げに携わりました。この取り組みは、大学がない地域の高校生に、進学や将来について多様な選択肢を届けることを目的としたもの。高校生と大学生がオンラインで対話し、進路を考えるきっかけを提供しました。
 大友さんは、地域の課題や高校生の声に耳を傾けながら、企画立案から実施に至るまでを一人で担当。プロジェクトの大きな特徴は、高校生がさまざまな大学生の話を聞くことで、「進学」だけにとどまらない進路の選択肢を知り、自分で将来を考えられるようになることを目指している点です。澳门百利宫赌场_百利宫娱乐场後には参加した高校生から「もっと話したい」「勉強の意欲が湧いた」といった感想が多く寄せられました。現在もプロジェクトは継続しています。
 活動の原動力は、「福井の外の世界を知って、地元に還元したい」という思い。「人と関わりながら、自分も成長できる場所で働きたい」という大友さんの将来像は、経験の積み重ねとともにしっかりと描かれているようです。