児童福祉の現状を調査 JICA課題別研修フォローアップ調査団としてモンゴルを訪問しました

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 9月15日~21日、本学国際地域学部の粟原知子准教授、澳门百利宫赌场_百利宫娱乐场発達研究センターの友田明美教授、寺岡英男名誉教授が、JICA課題別研修のフォローアップ等調査団としてモンゴルを訪問しました。
この調査団派遣は、令和4年度から3年間にわたりJICAの委託を受けて実施してきた「子どもの保護:地域ベースの取組みとそれを支える政策枠組み」コースに参加した研修員のアクションプランの実践状況の確認と促進を目的としています。

 一行はまず、家庭子ども青少年開発局を訪問し、モンゴルの児童福祉制度や子どもを取り巻く課題について説明を受けました。続いて、昨年度の研修に参加したバイヤン?アルタイさんが代表を務めるセーブ?ザ?チルドレン?モンゴルを訪問。インクルーシブ教育プロジェクトをはじめとする、セーブ?ザ?チルドレンが取り組むプロジェクトの紹介や担当者との意見交換を行いました。また、知的障がい児を対象とした特別支援学校や障がい児リハビリ開発センターなども視察し、子どもたちの教育や支援の現状について情報収集しました。

 最終日には友田教授が、子どものこころと発達についての研究成果や児童虐待のない社会をつくるためにというテーマでセミナーを開催しました。このセミナーは、アクションプランの実践には専門家たちの知識の向上が不可欠と考えていたバイヤンさんがぜひとも実現したいと考えていたもので、教育?保健?児童福祉に関わる100人以上が参加。熱心にメモを取る参加者の姿が見られました。

 粟原准教授は「研修後のフォローが課題となる中で、実際に現場を訪れて進捗や成果を確かめることができたのは大きな収穫。友田先生のセミナーには100人以上の方が集まり、バイヤンさんのアクションプランをより実効性のあるものに発展させることができると感じた。現地の方々との新たなつながりも生まれ、今後の連携や展開の可能性も見えてきた」と手応えを語りました。


│ 2025年10月27日 │
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